手術入院の記録

顎変形症手術後の顔の腫れの変化:1日目~退院までのブログ

2021年1月18日

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顎変形症手術後の顔の腫れの変化

たぴ

高校1年生の頃から顎関節症に悩まされ、数々の病院を転々とした結果、顎変形症と診断される。 2021年1月4日(※当時32歳)に顎変形症手術を受ける。 手術内容:上顎&下顎切・オトガイ形成術と顎関節洗浄手術

 

たぴ
たぴ
こんにちは、たぴです!

2021年1月4日に顎変形症手術(上顎・下顎切り&オトガイ形成)を受けてきました。

 

大がかりな骨切り手術ということもあり、術後は想像以上に大変でした。

現在、手術から2週間ほど経過していますが、体のだるさや顎の痛み、痺れ、鼻の違和感といったさまざまな不調が続いています。

 

この記事では、特に「顔の腫れ」に焦点を当ててお話しします。

顔の腫れは見た目だけでなく、痛みや日常生活の不便さも引き起こしました。

術後1日目から退院までの顔の変化を時系列で写真とともに記録し、痛みや生活上の支障についても詳しくお伝えしていきます。

 

顎変形症手術後1日目~退院日8日目までの顔の腫れの変化

 

手術後の顔の腫れ具合について、1日目から8日目までの変化をお伝えします。

術後の状態をそのまま記録した写真も含まれるため、閲覧の際はご注意ください。

 

顎変形症手術から1日目の顔の腫れの状態

1日目の顔の腫れの状態

まだ腫れは控えめ、唇は腫れて肥大

 

術後1日目の顔の腫れは、比較的軽い状態でした。

唇は腫れて肥大していますが、顔全体の腫れはそこまで目立ちません。

この時点では、術後すぐが腫れのピークだと思い込んでいたため、「意外と腫れていない」と安心していました。

しかし、それが間違いだったことを翌日痛感することになります。

 

顎変形症手術から2日目(※腫れピーク)の顔の腫れの状態

2日目の顔の腫れの状態

パンパンに腫れた顔とつらい状態

 

朝目覚めると、顔が熱く硬くなっており、写真を撮って確認すると、パンパンに膨れ上がった顔が映っていました。

フェイスバンドが腫れた顔を押しのけるようになり、顔の肉がこぼれそうなほどの状態に。

お医者さんの話では、「術後2日目から3日目が腫れのピーク」とのことでした。

 

この日は唇がさらに腫れ、通常の3倍以上の大きさに。

口を閉じることができず、飲み物を飲んでも唇の隙間から漏れ出してしまいました。

さらに、涎がひどく、常にハンカチやティッシュで拭き続けなければならない状況でした。

 

2日目の顔の腫れの状態※フェイスバンドを外した状態

締め付けによる不快感でフェイスバンドを外す許可が出た

 

18時過ぎ、フェイスバンドを外す許可が出ました。

フェイスバンドは腫れを抑えるためのものですが、締め付けが強すぎると顔の前側に腫れが集中してしまうため、医師の判断で外すことになりました。

しかし、フェイスバンドを外しても楽になるわけではありませんでした。

腫れた肉が顔を内側から圧迫しているような感覚が続き、余分な熱を持つ腫れがつらさを倍増させました。

 

1日目と2日目の顔の腫れの状態比較

昼~夕方が最も酷い状態

 

術後2日目の昼から夕方にかけてが、腫れのピークでした。

顔がどんどん膨れ、腫れあがる感覚をはっきりと感じ、熱がこもることで頭痛や痺れもピークに達しました。

さらに、涎が止まらないという不快な状態が続きました。

 

たぴ
たぴ
術後の腫れは、見た目の変化だけでなく、頭痛や熱感、生活上の不便さも伴います。

特に2日目はピークの辛さを感じる時期ですが、少しずつ回復に向かうと信じて乗り越えることが大切です。

 

顎変形症手術から3日目の顔の腫れの状態

3日目の顔の腫れの状態

腫れのピークが続く…

 

術後3日目も腫れのピークが続きました。朝起きると、顔全体が膨れ上がり、まるで二重顎になったかのような状態に。

ただ、唇の腫れが少し引いてきたため、口を閉じることができるようになり、涎が出にくくなりました。

これだけでも日常生活が少し楽になったと感じました。

 

3日目の顔の腫れの状態

横から見てもパンパンな顔…

 

横向きの写真では、顔がパンパンに膨れ上がっている様子がよくわかります。

さらに、この日はお風呂にまだ入れず、顔の汚れが気になりました。

16時になってようやくシャワーの許可が下り、3日ぶりに浴びることができました。

 

腫れや熱っぽい症状が続き、寝汗がひどく体がだるい状態が続いていました。

それでも診察やレントゲン撮影のため病棟を移動する必要があり、かなり体力を消耗しました。

また、呼吸がしにくく、夜も十分に眠ることができず、疲れ切った一日となりました。

 

術後3日目の昼過ぎになると、腫れが少しずつ引けてきたのを感じました。

唇や頬もわずかにスッキリしてきて、回復の兆しが見え始めました。

 

顎変形症手術から4日目の顔の腫れの状態

4日目の顔の腫れの状態

ピーク時に比べ、スッキリしてきた!

 

術後4日目になると、腫れのピークを過ぎたことを実感しました。

鼻の腫れはまだ残っていて少し大きく見えましたが、唇や頬の腫れはかなり収まりました。

 

3日目と4日目の顔の腫れの状態比較

フェイスラインが少しずつ復活

 

3日目と比較すると、パンパンに膨れた印象はなくなり、フェイスラインが少しずつスッキリしてきました。

唇の腫れが引いたことで食事もしやすくなり、日常生活に少しずつ戻れる感覚が芽生えました。

術後4日目は、腫れの引きとともに生活のしやすさが回復してきたことを実感した一日となりました。

 

顎変形症手術から5日目の顔の腫れの状態

5日目の顔の腫れの状態

鼻呼吸が可能に!生活が快適に

 

術後5日目になると、鼻の腫れも引いてきて、腫れによる弊害がほとんど解消されました。

 

腫れが引いた結果

  • 口を閉じて鼻呼吸ができるようになった!
  • 涎が垂れることがなくなり、食事をこぼさずに取れるようになった!

 

日常生活がぐっと楽になりました。

 

腫れが引いて口が開くように

口を開けられるようになり、コミュニケーションがスムーズに

 

口を開ける動きも可能になり、看護師さんやお医者さんと話しやすくなりました。

腫れがひどかったときは唇が動かしにくく、話すことが難しかったため、聞き取ってもらえないことが多かったですが、この段階で改善され、意思を伝えやすくなりました。

 

顎変形症手術から6日目の顔の腫れの状態

6日目の顔の腫れの状態

大きな変化はないものの、着実に回復

 

術後6日目は、5日目と大きな変化は見られませんでした。

ピークを過ぎてからはゆっくりとしたペースで腫れが引いていくようです。

 

顎変形症手術から7日目(※1週間経過)の顔の腫れの状態

7日目の顔の腫れの状態

鼻の広がりが気になる

 

7日目も顔の腫れに大きな変化はありません。ただ、鼻の穴の広がりが少し気になるようになりました。

顎変形症手術を受けると、鼻の穴が広がることがあるそうです。

鼻の奥を縫い付けて広がりを防いでいるとのことですが、それでも多少目立ちます。

見た目の変化だけでなく、時折鼻の奥にツーンとした痛みを感じることもありました。

 

5日目と6日目の顔の腫れの状態比較

ピークを越えてからの腫れの変化はゆるやか

 

腫れのピークを越えた3日目以降は、腫れがゆっくりと引いていくのを実感しています。

一気に改善するわけではありませんが、少しずつ回復が進んでいることに安心感を覚えました。

 

顎変形症手術から8日目(※退院日)の顔の腫れの状態

8日目の顔の腫れの状態

腫れはまだ続くが、退院の日が到来

 

術後8日目、ついに退院の日を迎えました。

顔の腫れはまだ残っており、お医者さんからも「腫れは3か月以上続く」との説明を受けました。

 

7日目と8日目の顔の腫れの変化比較

昨日の顔と比較すると微妙にスッキリ?

 

一見変化がないようにも見えますが、前日の写真と比較すると、フェイスラインがわずかにすっきりしている気がします。

ただ、劇的な変化があるわけではないので、見た目の違いは分かりにくいかもしれません。

 

2日目と8日目の顔の腫れの状態比較

ピーク時と比較すると大きな変化

 

術後2日目や3日目のピーク時と比べると、顔の腫れはかなり落ち着いてきたのが分かります。

ピークを過ぎると腫れは徐々に引いていくので、この段階ではそれほど気になる状態ではなくなってきました。

それでも、まだ顔全体が腫れていて「おたふく風邪」のような印象があるため、人前に出るのには少し抵抗がある状況です。

 

マスクで腫れをカバー

マスクで腫れをカバー

 

顔の腫れが特に目立つのは下半分ですが、マスクをすればほとんど隠せるため、腫れが目立ちません。

現在はマスクが日常的に必須な時代でもあるので、退院後の生活や仕事復帰の際も、マスクで腫れをカバーしながら過ごせそうです。

 

顎変形症手術前と術後8日目の顔を比較!

手術前と8日目の顔の腫れの状態比較

術前と術後8日目の顔を比較

 

手術前と術後8日目の顔を比較してみました。

まだ腫れが目立つため、美容整形のような「劇的ビフォーアフター」とは言えませんが、口元が柔らかく優しい印象になったことがわかります。

 

唇の腫れが引いてからは自然と口を閉じられるようになり、口角がスッと上がるようになりました。

術前は口を閉じるとどうしても「ムスッ」とした表情になり、不機嫌そうに見られることが多かったです。

「もっと笑って」「怒ってるの?」と言われることもしばしばあり、悩みの一つでした。

 

しかし、今では普通にしているだけで優しい印象を与えられるようになりました。

意識的に口角を上げると、以前は難しかった笑顔も自然に作れるようになり、この変化にはとても感動しています。

腫れが完全に引いたら、さらに柔らかい表情になれるのではと期待しています。

 

顎変形症手術をして良かった!術前より良くなったこと

 

見た目の変化だけでなく、実際に手術をして良かったと感じることが他にもたくさんあります。

 

見た目以外の改善

  1. 口が閉じやすくなった
    術前は、口を閉じるためにかなり力を入れていたことに気づきました。
    手術後、自然と口が閉じられるようになり、下顎や口周りの筋肉がこわばらなくなり、とても快適です。
  2. 呼吸がしやすくなった
    術前は気道がどこかでつかえているような感覚があり、特に寝転がった時に喉が「ぐぇっ」となることが多かったのですが、それがなくなりました。
    呼吸が楽になることで、体全体がリラックスしやすくなったように感じます。

 

口ゴボを治したことで気づいた新たな喜び

 

口ゴボが改善されただけでなく、呼吸のしやすさという思わぬ恩恵を感じています。

術前は、呼吸がしにくいことを当たり前だと思っていましたが、手術をして初めて自分の状態がいかに不便だったかに気づかされました。

見た目の改善だけが目的で手術を決意しましたが、呼吸が楽になったことで心から手術をして良かったと思えるようになりました。

 

たぴ
たぴ
口ゴボで悩んでいる方へ。

見た目の変化だけでなく、快適な呼吸が得られることも顎変形症手術の大きなメリットです。

まずは、口腔外科で相談してみることをおすすめします!

 

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