顎変形症手術後は、口を大きく開けられなかったり、噛む力が弱かったりと、食事に大きな制限があります。
特に術後6週間は骨の回復を妨げないために、柔らかくて噛む負担の少ない食事を心がける必要があります。
しかし、自炊で柔らかい食事を毎回用意するのは手間がかかりますし、体調が優れないときにはさらに大変です。
そこで、レトルト食品や冷凍食品を上手に活用するのがポイントです。

ドラッグストアで買える!柔らかい食事専用レトルト
顎変形症手術後に適した柔らかい食事を探してみたものの、専用のレトルト食品はなかなか見つけることができませんでした。
ですが、介護食として販売されているレトルト食品を探してみたところ、ぴったりな商品がいくつも見つかりました!
ドラッグストアでも取り扱いのある介護食のレトルト食品は、手術後の柔らかい食事に最適です。
どろどろとした液状タイプや、病院食でよく見るペースト状の食品、具材を小さく刻んで柔らかく調理された総菜まで、種類が豊富に揃っています。
これらの食品は、手間をかけずに栄養バランスも考えられたメニューを楽しめるのが魅力です。
ただ、1個あたりの価格が400円前後と少し高めなのが気になり、購入にいたりませんでした。
術後の柔らかい食事にも使えるレトルト食品&冷凍食品は?
顎変形症手術後、介護食のレトルト食品が少し割高に感じられたり、介護食の味に不安がある方もいるかもしれません。
そこで、普段から手に入りやすく、美味しさも確保できるレトルト&冷凍食品から、柔らかい食品をピックアップしました。
- 刻み野菜の冷凍食品
※トップバリュ・お米のかわりに食べる6種の彩り野菜、刻みオクラなど - 魚肉加工食品
※かまぼこ・かにかま・はんぺん・フィッシュソーセージなど - シュウマイ
- 魚の缶詰
※骨まで食べられるタイプ、ツナ缶・イワシ缶・鯖缶など - うなぎ・あなご
- グラタン・シチュー
- レトルトパスタソース

ちなみにカットサラダはそのままでは食べにくく、術後には向いていませんでした…。
茹でれば別かもしれませんが、キャベツとレタスが意外と手ごわいんですよね…。
実際に購入!顎変形症手術後におすすめのレトルト&冷凍食品
術後6週間の間に私が実際に購入し、特におすすめしたいレトルト食品や冷凍食品を厳選してご紹介します。
おすすめは以下の3つです。
- グラタン・シチュー
- レトルトパスタソース
- トップバリュ・お米のかわりに食べる6種の彩り野菜
グラタン・シチューのレトルトや冷凍食品

北海道ポテトのシチュー&グラタンシリーズ
グラタンやシチュー系は、レトルト食品や冷凍食品のバリエーションが豊富で選びやすいのが魅力です。
柔らかくて食べやすく、これ一品で満足感を得られるため、術後の食事にもおすすめです。
カレーやビーフシチューなども手軽に取り入れられる便利な選択肢ですよ。

ただ、残念なことに現在は販売が終了しているようです。
レトルトパスタソースでアレンジ料理

豆腐+ボロネーゼソース+チーズのボリュームおかず!
術後は麺が食べにくいのでパスタは無理ですが、パスタソースを別の食べやすいものとアレンジすれば問題なしです!
例えば、パスタの代わりに豆腐やご飯を使えば、美味しくてボリューム感のある料理が完成します。
おすすめアレンジ
- 豆腐ボロネーゼ
- カルボナーラリゾット
- マカロニ+パスタソース
トップバリュ・お米のかわりに食べる6種の彩り野菜

トップバリュ・お米のかわりに食べる6種の彩り野菜
「お米のかわりに食べる刻み野菜」は、野菜不足が気になる術後に最適な冷凍食品です。
イオングループのスーパーで購入でき、細かく刻まれた野菜が特徴です。
2021年当時248円で購入しました。
特徴
- 簡単調理:レンジで2~3分加熱するだけでサラダや副菜に。
- 豊富な種類:カリフラワー、ズッキーニ、にんじんなど、彩り豊かな6種類の野菜が含まれています。

細かく刻まれていて便利!
そのまま茹でてサラダとして楽しむのはもちろん、ケチャップで味付けしてソースにアレンジするのも美味しかったです。
術後でも食べやすい野菜としてとても重宝しました。
柔らかい食事の冷凍弁当に頼るという手

冷凍便で届く「柔らかい食事宅配サービス」
レトルト食品や冷凍食品は確かに便利ですが、栄養バランスやメニューのバリエーションには不安を感じることもあります。
特に野菜不足が気になりますよね。
そんなときには、柔らかい食事の宅配サービスを活用するのがおすすめです。
術後に必要な栄養を手軽に補えるうえ、野菜もしっかり摂れるので栄養面での安心感が得られます。

冷凍で届くやわらかい食事弁当

柔らかくて食べやすい!根菜類も問題なし◎
これらの冷凍弁当は、もともと介護食として作られたものですが、顎変形症手術後にもぴったりの柔らかさでした。
さらに、栄養士が監修しているため栄養バランスも安心で、種類が豊富なので飽きにくいのも嬉しいポイントです。
特に感動を覚えたのは、硬い根菜類が楽に食べられたこと!

バナナで潰せるほど柔らかく仕上げられている
自炊では硬い野菜を調理するのが難しく、どうしても野菜不足になりがちでした。
しかし、冷凍弁当では野菜もしっかり柔らかく加工されており、栄養価を損なわない技術も使われています。
これは、自炊ではなかなか実現できない大きなメリットです。

でも、冷凍弁当なら様々な野菜が食べられました。
味もおいしいから食のストレスゼロ!

柔らかいのにカフェ風の美味しい食事が楽しめる!
柔らかい食事の冷凍弁当では、鶏肉や魚、そして硬いと思っていた食材も楽しむことができました。
味付けも美味しく、食事のストレスを感じることなく術後6週間を乗り越えられました。
術後の食事で悩んでいる方には、ぜひ試してほしいサービスです!
コスパも良好!
柔らかい食事宅配弁当は1食あたり約700円程度です。
レトルト介護食の400円前後と比較すると、量や味の満足度や栄養面を考えるとコスパが良く、お得だと感じました。
注意点:食事宅配を利用する場合、早めの注文を!
柔らかい食事の宅配サービスは、注文から発送まで3~5日程度、地域によってはさらにかかる場合があります。
そのため、退院後すぐに利用したい場合は、事前に注文を済ませておくことをおすすめします。
お届け日を事前に日付指定できるサービスが多いので、退院日に合わせて設定しておくと、最も負担の大きい時期にすぐ利用できて便利です。

急ぎの場合はメディカルフードサービスをチェックしてみてください。
私が実際に利用したのは以下の3つのサービスです。
柔らかい食事サービスまとめ
あわせて読みたい
-
-
顎変形症手術後におすすめ「柔らかい食事」宅配サービス3選
顎変形症の手術を終えて退院した後、食事の準備が想像以上に大変だと感じたことはありませんか? 私は術後、柔らかい食事を自炊しようと試みましたが、体力的にも気力的にも限界が来て ...
続きを見る
術後の食事で無理せず回復を
顎変形症手術後の食事では、柔らかさと食べやすさが最も重要です。
無理に硬いものを食べようとすると、プレートが外れる危険があるため注意が必要と医師からも指摘されています。
今回ご紹介したレトルト食品や冷凍食品をうまく活用し、さらに必要に応じて食事宅配サービスも取り入れることで、体への負担を軽減しながら必要な栄養をバランスよく摂取できます。
